福音書を哲学する キリスト教会の誕生とイエスの教え

  • 福音書を哲学する キリスト教会の誕生とイエスの教え
空の鳥のように自由に、野の花のように気高く

聖書を読んでもピンと来ない。専門家の説明を読んでも、もやもやする。そんなあなたに贈る福音書の手引き。
洗礼者ヨハネの想いを継ぎ、人間文明の欺瞞を批判し、空の鳥や野の花の生を賞揚したイエスの真情に、使徒たちの悲痛と苦悩が生みだした教理や文献資料の限界を超えて肉薄する。

「わたしは、どうしてキリスト教について現在なされているような説明があるのか、その理由を明らかにするとともに、あわせて、人間イエスが本当に教えたと思われるものを、教会の説明とは別に見つけようとしている。この日本文化の中で育ち、それを基礎にして考えざるを得ない人間が、福音書の記述の考察から見えるものを、あえて提示することをゆるしてもらいたい。」(「はじめに」より)

<もくじ>
はじめに

I キリスト教の原像
 1 宗教とは
 2 著者のキリスト教理解の基本
 3 イエスの死
 4 弟子の悔い
 5 宗教信仰の深み
 6 最初期の信仰
 7 使徒による伝道
 8 使徒パウロの誕生
 9 キリストの死と復活を説明する物語
 10 パウロの真情
 11 キリスト教会の教えの正義

II イエスの教えを理解するために
 12 パウロに依るキリスト教会
 13 心の中の教え
 14 心の中のことの学び
 15 キリスト教信仰とは
 16 イエス・キリストを信じること
 17 キリストは他者の罪を贖うことができるか
 18 「信仰」という言葉の理解
 19 虐げられた人々と「支配の教義」
 20 日常とわたしたちの常識
 21 分業体制

III マタイによる福音書を中心に
 22 福音書の成り立ち
 23 肉の習慣を捨てる
 24 金銭経済からの離脱
 25 金銭のはたらき
 26 神のものは神に返す
 27 「悔い改め」(メタノイア)と洗礼
 28 哲学の道とイエスの教え
 29 「悔い改め」(メタノイア)の意味
 30 メタノイアによって罪を見る
 31 イエスの教えの探究へ

IV イエスの教えの探究
 32 イエスのことばを哲学する
 33 心の貧しいものは幸いである
 34 分業体制の日々が見失うもの
 35 付け加えて
 36 地の塩、世の光
 37 「律法」と法律
 38 イエスの十戒理解
 39 十戒の意味
 40 二種類の正義
 41 神の正義を知る「いのち」
 42 律法(十戒)の完全成就
 43 怒る者は裁かれる
 44 「姦淫」の罪
 45 結婚と離婚
 46 誓うな
 47 悪人に逆らうな
 48 あなたの敵を愛しなさい
 49 善い行い、苦行を見せびらかすな
 50 裁いてはならない、人を赦す者は赦される
 51 救いへの門

V イエスのたとえ話
 52 たとえ話
 53 天に宝を積む
 54 目は体の灯火
 55 神と地上の富
 56 羊の衣をまとった強欲なオオカミ
 57 迷い出た羊
 58 良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶ
 59 み旨を行う
 60 岩の上に家を建てる
 61 種まきのたとえ

VI 人の子イエスとは
 62 「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」
 63 イエスに従った人たち


あとがき


著者:八木 雄二
判型・ページ数:四六・320ページ

出版:春秋社

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3,520円(本体3,200円、税320円)

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