ヒロシマ遡上の旅 父に捧げるレクイエム
ノンフィクション作家 柳田邦男氏 推薦‼︎
【帯文】被爆二世の著者が、原爆投下時凄絶な状況下を生き抜いた両親の足跡を自らの足で検証する。
そこで気づかされた「絶望の中に日常という希望の光を見い出す」という啓示は、核危機時代の今こそ重く響く。
被爆二世である著者は、30年余り在宅ホスピスケアのあるべき姿を追求・牽引してきた医師として知られる。著者にとって懸案だったヒロシマと向かい合う旅が実現したのは2023年だった。被爆した父の足跡をたどるなかで、浮かんでくる風景とは何であったか。ホスピス医ならではの温かくも鋭い感性を背景に、思索を重ねた誠実な魂の記録。
著者:川越 厚(かわごえ こう)在宅ホスピス医のパイオニア。
1947年、山口県生まれ。東京大学医学部卒業。茨城県立中央病院産婦人科医長、東京大学講師、白十時診療所在宅ホスピス部長、賛育会病院院長を経て、2000年、在宅ケア支援グループ・パリアン設立。同代表を経て2021年から在宅ホスピスケア研究所パリアン(北杜市)代表。森の診療所医師。
『家で死にたい』(保健同人社)、『がん患者の在宅ホスピスケア』(医学書院)、『ひとり、家で穏やかに死ぬ方法』(主婦と生活社)など著書多数。
出版: 本の泉社 (2024/12/25)
ヒロシマ遡上の旅 父に捧げるレクイエム