東京バプテスト教会のダイナミズム3 医者と薬がなくてもうつと引きこもりから生還できる理由
私は本書の中で行った文献リサーチを通じて、うつを病気であるとみなし、本人にはどうすることも出来ないものだとする見解や、うつの人が語る被害者意識を正すことなく、ただ「うん、うん」と聞いてあげるだけのロジャーズ型の心理カウンセリングは、この「甘やかし」の問題を解決するどころか、ますます深刻なものにと変えてしまっているのではないか、と考えるようになった。
アダムズは、そのような問題に対し、過去の自分の問題に責任を持って向き合い、聖書の言葉という権威の前に謙虚になりつつ、しかも理性的に良いものと悪いものを峻別しながら、良い方を選び取って行けと主張しているのである。
……私は、TBC(東京バプテスト教会)に心の病を癒して行くほどの力があるのは、ビブリカル・カウンセリングを採用したからというようなことではなく、アダムズの理論の根底にある原理がすでに TBC の根底にも本流として流れているからなのだ。
著者:渡辺聡
出版:ヨベル
東京バプテスト教会のダイナミズム3 医者と薬がなくてもうつと引きこもりから生還できる理由
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