福音宣教 2025年11月号

  • 福音宣教 2025年11月号
キリストを伝えるカトリック月刊誌

『福音宣教』は現代の日本において福音宣教を進めていくための、さまざまな課題に取り組んでいる月刊誌です。諸宗教・諸教派、また異文化の間での対話を心がけながら、読者の皆さまとともに本音で語る、今日的な信仰のあり方を探っています。


2025年11月号の内容 月間テーマ ニケア公会議から1700年
つうしん
 月日の経つのは早いもので、今年も残すところあと二カ月。忙しい中にも日々の恵みを感謝したいものです。
◇フォーラム 今年の九月初旬、過去日本に長くおられ、その後シノドス総書記を務めておられるジャン=クロード・オロリッシュ枢機卿が来日され、大阪で日本の司教団に、そして東京ではカトリック中央協議会で講話をなさいました。本誌ではその二つの講話をまとめ、シリーズでお届けいたします。
 オノレ・カブンディ師による、教会における女性のリーダーシップについての寄稿、二回目です。イエス、そして使徒たちの時代、新約聖書の数多くの箇所で女性のリーダーシップが発揮されていることが分かります。
◇月間テーマ 今年はニケア公会議から一七〇〇年。その現代的意義を振り返る月間テーマを特集いたしました。
 ハンス・ユーゲン・マルクス師に三位一体論形成期と異端についてご執筆いただきました。超越領域において上下関係がないことを宣言することはどのような帰結をもたらすのでしょうか。
 関川泰寛師に、ニカイア(ニケア)信条の教理的な特色についておまとめいただきました。ニカイア信条が掲げる「御父と御子の同一本質」が、中期プラトン主義の影響を受けた神概念に決定的な修正を施しているさまを考察してみましょう。
 本城仰太師に、最初期の信条から使徒信条の成立までを追い、カトリック、プロテスタントにおいて共通して唱えられている使徒信条の現代的な意義についておまとめいただきました
◇連載(一部) 「ペラギウス派と古代東方神学」、今号ではエフェソス公会議の背景にある政治的な対立がペラギウスの排斥の外的要因となっている様子を描き出しています。
「旧約聖書のダメ男たち」、今号では、ホセア書を取り上げ、現代から見ると女性差別的な記述をどのように捉え、解釈していけばよいかという難問に正面から向き合い、聖書全体の解釈の重要な問題を提示しています。
「信仰を養う主日の福音」、C年からA年をまたぐこの時期、死者の日、王であるキリスト、そして待降節第一主日朗読を扱っています。

オリエンス宗教研究所 発行

福音宣教 2025年11月号

660円(本体600円、税60円)

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