傘の神学吃疂弖室論 そこに立ち現れる神傘の神学

  • 傘の神学吃疂弖室論 そこに立ち現れる神傘の神学
神も仏もいないこの世界。
それでも 神はいる、と語り得る矛盾と希望。
3.11。あの巨大な震えが、拠って立つところの神概念、信仰、救済論を揺るがせた。魂の救いだけではない、人間存在そのものを根底から掬すくいとる福音はどこに? 古今東西の神概念・神認識の歴史を丁寧に辿り直しながら「普遍啓示論」(一般啓示論)にまで踏み込んだ一牧師のシリーズ第1 弾。

あの悲惨な被災地の風景は、「神のいない世界」の根拠であり証拠です。しかしそのただ中に置かれてたたずんでいた私は、あの絶望的な風景の中にもそこにある神性を有する神的存在が「ある/いる」という存在を感じとっているのです。ここには、直観に基づく宗教経験と知性による識別がもたらす認識との矛盾が、私という一人の人間の中において両立しているのです。そしてそれを成り立たせているのが「それでも神はいる」と語りかけてくる言葉なのです。(本書より)

主な目次

はじめに/凡例

序章

第一節 宗教としてのキリスト教/第二節 宗教経験と普遍啓示/第三節 神の自分語りとしての啓示

第一章 「私はある/いる」 ― 直感から認識へ

第一節 神性は直観される/第二節 知性の外側から語りかける言葉/第三節 君の名は?/第四節 神の名を呼ぶ人

第二章 キリスト教の本質

第一節 礼拝の中で直観し認識される神/第二節 聖餐にパンとブドウ酒は必要か ― 聖餐における象徴と実在/第三節 信条と宗教経験/第四節 器としての教会

第三章 神の言葉との対話

第一節 神の言葉は人間の理解を超える/第二節 神の言葉と聖書/第三節 神の言葉と神の像の呼応

第四章 普遍啓示

第一節 普遍啓示と特殊啓示/第二節 自然を通して語りかける神/第三節 人の存在を通してご自身を表わす神/第四節 プラトンからエラスムスそしてマズローへ ― 哲学的人間観、神学的人間観、心理学的人間観/第五節 歴史を通して語りかける神

第五章 普遍啓示の意義

第一節 普遍啓示の宣教的意義/第二節 宗教間対話における普遍啓示がもつ意義/第三節 普遍啓示における救済論的意義

第六章 世界に響き渡る神の言葉

第一節 神の超越と内在/第二節 神は言葉をもって世界に内在する/第三節 啓示の目的

結びの言葉として   おわりにあたって/事項索引/人名索引


<著者紹介>

濱 和弘(はま・かずひろ)  

1958年生まれ。1981年明治大学経営学部卒業後、一般企業で建材の営業に従事。1994年東京聖書学院卒業。その後立教大学大学院、アジア神学大学院で学ぶ。日本ホーリネス教団 静岡キリスト教会教会、土居キリスト教会、三鷹キリスト教会、およびキリスト信愛会小金井教会の兼牧を経て、現在は兼牧していた両教会を統合した小金井福音キリスト教会の牧師。2022年から相模原キリスト教会の兼牧。  

主な著書:博士論文『エラスムスの神学思想における人間形成 ―Enchiridion militis Christiani の人間論と聖書解釈、およびサクラメント理解を通して』(アジア神学協議会、2019)、『人生のすべての物語を新しく ―― シェルターの神学から傘の神学へ』(教文館、2020)

四六判・224 頁

出版:ヨベル出版

傘の神学吃疂弖室論 そこに立ち現れる神傘の神学

1,980円(本体1,800円、税180円)

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