バビロンの牢で

  • バビロンの牢で
バビロンの牢は暑い。日中は特に暑い。半分倒れている有様だ。
その牢にも、街の遠い喧騒がはるかに響いてくる。そして、近くで、排泄物のくさい匂いがする。
エホヤキン・エコヌヤは、その牢の中で、足や腹をしきりに搔きむしっていた。
(本文より)

旧約聖書や歴史文献などからヒントを得て書かれた物語、全4篇。

<目次>
1 バビロンの牢で
2 小日向の牢で
3 乙女峠の三尺牢
4 栄之助の栄誉

著者:正木弥
出版:ビブリア書房

2024年2月

バビロンの牢で

550円(本体500円、税50円)

購入数

カテゴリーで選ぶ

モバイルショップ