春いちばん 賀川豊彦の妻 ハルのはるかな旅路

  • 春いちばん 賀川豊彦の妻 ハルのはるかな旅路
大正から昭和にかけて、貧困や男女格差など数々の社会問題に夫の賀川豊彦とともに立ち向かった妻・ハル。
神戸のスラム街に住み、弱き立場の人のために闘ったハルの波乱万丈の生涯を詩情豊かに描く歴史小説。

2022年度 新田次郎文学賞受賞
玉岡かおる氏 新刊

◎賀川ハル 1888(明治21)−1982(昭和57)
賀川豊彦の妻。旧姓は芝。印刷業者の村岡儆三(翻訳家・村岡花子の夫)の従姉妹にあたる。 日本最初のミリオンセラー作家であり、神戸のスラム街で貧民救済に尽くし、生涯をかけた平和運動によりノーベル平和賞候補にもなった夫・賀川豊彦の活動を支え、自らも女性解放運動を主導した。 この『春いちばん』は、賀川ハルを主人公とした、はじめての伝記小説である。

●社会学者 上野千鶴子氏 絶賛! 
「後から来た女は前に歩いた女を見いだし、生きかえらせ、出会い直す。力づよい評伝文学だ。」

神戸のスラム街に住み、弱き立場の人のために闘い、ともに生きた女性。
その生涯を綴った感動小説

大正から昭和にかけて、貧困・男女格差・労働者搾取など数々の社会問題に夫とともに立ち向かった女性、ハル。
夫はノーベル平和賞の最終候補にもなった社会活動家、賀川豊彦です。
第一次世界大戦、関東大震災など、激動の時代を社会の底辺にいる人々のために闘ったハルの波乱万丈の生涯を、玉岡かおる氏が詩情豊かに描きます。
川崎造船所社長など神戸の名士たちや与謝野晶子、平塚らいてうといった実在の人物も多数登場。
夫婦の社会運動のよってスラム街が一掃され、神戸の美しい街なみができるに至った近代史が、ハルの人生を通して鮮やかに蘇ります。

出版: 家の光協会
著者: 玉岡かおる

2022年11月

判型: 四六
ページ数: 492

春いちばん 賀川豊彦の妻 ハルのはるかな旅路

2,090円(本体1,900円、税190円)

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