非暴力による公民権運動指導者として語られるキング牧師。彼の生涯を賭けた闘いを支えた信仰はどのようなものであったのか。キング牧師を長年研究してきた著者が、キングの目指した真の共生社会について、特に未来を生きるローティーンに語りかける。


【目次】

　　読者のみなさんへ

第１章　平和な明日を求める九・一一犠牲者家族の会
　　　　　ゴッド・ブレス・アメリカ
　　　　　わたしはこの悲しみを……
第２章　アフリカ系アメリカ人の先祖たち
　　　　　アメージング・グレースの誕生
　　　　　大西洋奴隷貿易とは
　　　　　アフリカ系アメリカ人の歴史
第３章　夢見る人・キング牧師の生い立ち
　　　　　少年時代の二つの事件
　　　　　牧師になるまで
第４章　学生時代に受けた思想的影響
　　　　　非暴力抵抗主義へ
第５章　モンゴメリー・バス・ボイコット運動
　　　　　ブラウン対教育委員会事件
　　　　　バス・ボイコット運動の始まり
第６章　正義への闘いとコーヒーカップの上の祈り
　　　　　正義を尽きることのない川の流れのように
　　　　　コーヒーカップの上の祈り
第７章　アメリカのキリスト者へのパウロの手紙
　　　　　非キリスト教的なキリスト者
　　　　　教会の正しい姿とは
第８章　バーミングハムの獄中からの手紙
　　　　　運動が広がっていく
　　　　　正しい法と正しくない法
　　　　　わたしは希望を失わない
第９章　わたしには夢がある
　　　　　ワシントン大行進へ
　　　　　キング牧師を支えた信仰
第10章　もう一つのアメリカ
　　　　　ワッツ暴動
第11章　あなたの敵をも愛しなさい
　　　　　戦争に反対する七つの理由
終わりに　ある白人女子高校生からの見舞い状
　　　　　最後の演説
　　　　　わたしは約束の地を見た

　　マーティン・ルーサー・キング年譜

著者：梶原　寿
出版：日本キリスト教団出版局

A5判 並製 122ページ