主に従った婦人たち〈1〉涙の谷を越えて
「はしがき」より（目次画像参照）
最近、健康維持のためのジョギングや、マラソン競技に参加する人が増えています。うれしいことに、国際級のマラソン競技では女性の活躍も目立ってきました。…
信仰の生涯もまた、このマラソンのように走り続けなければならない競技ではないでしょうか。信徒パウロも「こういうわけで、わたしたちは、このような多くの証人に雲のように囲まれているのであるから、いっさいの重荷と、からみつく罪とをかなぐり捨てて、わたしたちの参加すべき競争を忍んで走り抜こうではないか」（ヘブル一ニ・一）と言っています。
このたび多くの信仰のランナーの中から、五名の勇気あるご婦人方を紹介できることは大きな特権です。それぞれが、人生の重荷とからみつく罪とをかなぐり捨てて、けなげに、しかも堂々と主にしたがって走り続けている方です。お寄せいいただいた原稿を拝見しながら、何度も目頭を押さえては、また読み続けたことでした。…
このように、貴重ない信仰経験を持ちながらクリスチャン女性にとって、信仰の証しの場は狭く限られがちです。せいぜい、自分の家庭や職場、また所属教会や教団の中で終わることが常でした。何とかして、もっと多くの方々に知っていただいて、共に信仰のコースを走る者としてお互いに励まし合い、助け合えたらどんなに力強いことでしょう。「主に従った婦人たち」はこうした企画の中から出版されるようになりました。
著訳者: 西村満
判型: Ｂ６
出版社 : 一粒社 (1982/10/1)
主に従った婦人たち〈1〉涙の谷を越えて
