二十世紀のカトリック神学 新スコラ主義から婚姻神秘主義へ

  • 二十世紀のカトリック神学 新スコラ主義から婚姻神秘主義へ
新時代を彩る神学者たち!

第二バチカン公会議開催を促し、現在もカトリック教会に影響を与え続けている知的革新の動きは、どのような思想的背景を持つのか?

前教皇・現教皇をはじめ、激変の世紀をリードした10人の神学者を取り上げ、現代カトリック神学の潮流を詳察する。



[目次]

第一章  第二バチカン公会議以前(誓約の理由/トマス主義的な諸命題/新スコラ主義に代わるもの/アンジェリクムにおけるトマス主義  ほか)

第二章  マリー・ドミニク・シェニュ(バロック的スコラ主義/ル・ソールショアール学院──一つの神学学派であるか/哲学なき神学であるか  ほか)

第三章  イヴ・コンガール(分かたれたキリスト教世界/統合主義/教会における一般信徒/信教の自由  ほか)

第四章  エドワード・スクレベークス(密告/修正されたトマス主義/「イエス」に関する著作/復活体験/結論)

第五章  アンリ・ド・リュバック(近代カトリシズムにおける鍵となる著作/疑惑のもとで/神の認識  ほか)

第六章  カール・ラーナー(有限の形而上学/経験的表現主義であるのか/無名のキリスト教/宣教とは何であるか  ほか)

第七章  バーナード・ロナガン(ロナガンとイギリス経験論/独学のトマス主義/超越論的トマス主義であるか  ほか)

第八章  ハンス・ウルス・フォン・バルダザール(スアレス主義/主体性、言語、および真理/バルト、神の美、栄光  ほか)

第九章  ハンス・キュンク(バルトに関する著作/再合同のための改革/公会議首位主義  ほか)

第一〇章  カロル・ヴォイティワ(トマス主義なのか/栄唱的形而上学/行為者としてのペルソナ  ほか)

第一一章  ヨゼフ・ラッツィンガー(歴史と存在論/カトリックの護教論/神の似姿と婚姻性/バルトの神学的人間論  ほか)

第一二章  第二バチカン公会議以後(見解の相違/教皇制と司教の団体性/典礼に関する「闘争」/会衆と対面すること/結婚の目的  ほか)

著者:ファーガス・カー
訳者:前川登・福田誠二
出版:教文館

二十世紀のカトリック神学 新スコラ主義から婚姻神秘主義へ

4,180円(本体3,800円、税380円)

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