アウグスティヌス著作集27 倫理論集

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この『アウグスティヌス著作集』第二七巻にはアウグスティヌスの次にあげる六つの小品がおさめられている。

それらは、『禁欲』、『キリスト者の戦い』、『修道士の労働』、『見えないものへの信仰』、『信仰と行為』、『神を見ること』である。

これらは本著作集では特に「倫理論集」として一冊にまとめて編まれたのであるが、アウグスティヌスには『カトリック教会の道徳とマニ教徒の道徳』や『忍耐』など、他にキリスト教の倫理を説いた書物がないわけではない。

そもそもアウグスティヌスでは真の宗教は愛の生き方に関係し深く倫理とかかわると考えられており、専らキリスト教の信仰や教義について説いている書物においてもその教説は倫理道徳にまでおよび、生き方の問題に根本的な問いをなげかけている。

本書に収められているいずれの小品においてもその倫理的教えは信仰から語られており、キリスト教においては信仰が生き方・倫理を再生させるものであることが示唆される。(「はしがき」より)

訳者:今義博・森泰男 他
出版:教文館

アウグスティヌス著作集27 倫理論集

5,280円(本体4,800円、税480円)

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