キリスト教綱要 改訳版 第4篇

  • キリスト教綱要 改訳版 第4篇
『綱要』改訳版、ついに完結。第4篇は教会論が主題。宗教改革、教会改革の本義に立って、教会政治や教会会議、教会法のあり方、洗礼と聖餐の捉え方、そして国家と教会の問題などが、周到精密に展開されていく。
巻末に全篇の聖書個所索引が付く。

宗教改革以後の教会と神学を支える柱となり、「プロテスタンティズムの倫理」に決定的な刻印を与え、近代ヨーロッパの思想と社会に巨大な影響を与え続けてきた必読の古典が、いま明快・流麗な訳文で甦る。

本書は、1962年から65年にかけて刊行され40年以上にわたって読み継がれてきた渡辺信夫訳『キリスト教綱要』III/1、III/2の改訳版。

1980年代から20年近く費やした、渡辺牧師の精魂込めた改訳作業です。旧訳を全面的に見直し、いっそうの正確さと理解しやすさを追究。特に朗読奉仕者たちの意見を採り入れた結果、分かりやすい日本語となりました。文字も大きくし、読みやすい組み体裁を実現。

【目次から】
第4篇 神が我々をキリストとの交わりに招き入れ、かつそこに留め置かれる外的手段、乃至支えについて
第1章 真の教会について。これは全ての敬虔な者の母であるから、我々はこれとの一致を重んじなければならない。
第2章 偽りの教会と真の教会の比較。
第3章 教会の教師と仕え人、その選任と職務について。
第4章 古代教会の状態、ならびに教皇制以前に行なわれていた統治方式について。
第5章 統治の古代的形態は教皇の専制によって全く絶滅した。
第6章 ローマ聖座の首位性について。
第7章 ローマ教皇制の発生と、ついに教会の自由を抑圧していっさいの節度を覆す高さにまで至ったその増大ぶりについて。
第8章 信仰の教理に関する教会の権能について、また無節度なしたい放題により教理の純潔がいかに汚されたか。
第9章 公会議とその権威について。
第10章 法制定の権能について。これによって教皇とその一党は魂に対する最も残忍な圧政と拷問を加えた。
第11章 教会の司法権と教皇制に見られるその濫用について。
第12章 教会規律について。その主たる行使は生活の監察と陪餐停止である。
第13章 誓いについて。軽率な誓願によって人々は悲惨に包み込まれた。
第14章 聖礼典について。
第15章 洗礼について。
第16章 小児洗礼は、キリストの制定の主旨と徴の本性に最も良く適合する。
第17章 キリストの聖なる晩餐について。それが我々にもたらすものは何か。
第18章 教皇のミサについて。この冒瀆によって、キリストの晩餐は単に汚されたのみでなく、無に帰されたのである。
第19章 偽って聖礼典の名で呼ばれる五つのものについて。これら五つは聖礼典ではないのに、従来通俗的にそう扱われて来たものであるが、聖礼典でないことを明らかにし、かつこれらがいかなるものであるかを示す。
第20章 国家の行政について。

著者:ジャン・カルヴァン 
訳者:渡辺信夫

出版:新教出版社

キリスト教綱要 改訳版 第4篇

4,950円(本体4,500円、税450円)

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