ニコライの見た幕末日本(講談社学術文庫)

  • ニコライの見た幕末日本(講談社学術文庫)
ニコライ堂で知られるロシア正教の宣教師ニコライは、幕末・維新時代の激動の渦中に日本に渡り、函館を本拠地に布教活動を行った。本書は、そのニコライがつぶさに見た日本の事情を、祖国の雑誌に発表したものである。日本の歴史・宗教・風習を、鋭い分析と深い洞察を駆使して探求し、日本人の精神のありよう、特質を見事に浮き彫りにしている。「日本人とは何か」を考える上に、多くの示唆を与える刮目すべき書である。本邦初訳。

著者について
【ニコライ】
ロシアのハリストス正教会大主教。1836年スモレンスク生まれ。神学大学在学中、1861年来日、函館に滞在。一度帰国し1871年再来日、東京で宣教活動に従事。1912年東京で永眠。

【中村健之介】
1939年新潟県生まれ。国際基督教大学・東京大学大学院(比較文学)に学ぶ。東京大学教養学部教授。著書『ドストエフスキー・作家の誕生』訳書『ドストエフスキー・裁判記録』

著者:ニコライ
訳者:中村 健之介
出版:講談社

ニコライの見た幕末日本(講談社学術文庫)

704円(本体640円、税64円)

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