キリスト者の標識

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井上良雄氏(1907-2003)は戦前、「芥川龍之介と志賀直哉」などで注目された気鋭の文芸評論家であったが、様々な彷徨を経て敗戦の年の復活節に受洗しキリスト者となった。

戦後はキリスト者平和の会で活動、また東京神学大学でドイツ語を教授しつつ、バルト「和解論」全巻の翻訳に打ち込み、また日本基督教団の社会委員長を歴任するなど、一信徒として教会に仕えた。

没後に書斎で14冊の説教ノートが発見され、夫人からそれを託された戒能信生牧師が43編の説教を復元・校訂し、新書版4冊で刊行する。

本第3巻には1940年代から60年代までの12編を収録。

戦後の激動期を至純な信仰をもって生きた魂の、真実な言葉がここにある。

【目次】

教会と文化 Iコリント書一・一八─三一

死について へブル書二・一四─ 一八

バルトの人間論の構造

バルトにおける国家の問題

市民に訴える

バルトと私

キリスト者の標識 ロマ書八・一二以下

原水爆とキリスト教

受洗者祝辞

私はなぜキリスト教を信ずるか

バルト『和解論I』を訳し終えて

世との連帯性 特に政治における


著者:井上良雄
出版:新教出版社

2017年7月1日

キリスト者の標識

1,870円(本体1,700円、税170円)

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