日本で神学する 栗林輝夫セレクション1

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2015年、惜しまれつつ逝去した栗林輝夫の選集全2巻、いよいよ刊行開始。第1巻は、日本の文脈=現場に根ざして神学を営んだ著者の論考を精選。解放神学者としての田中正造論・賀川豊彦論から、ポスト・フクシマの神学まで。実践に固執した栗林神学がここに!

【目次より】
I  解放の神学と日本
第1章 解放神学の選択・神は貧しい者を偏愛する――マルクス主義から民衆の宗教へ
第2章 見よ、神は谷中にあり――田中正造の解放神学
第3章 マルコムXと西光万吉――二人のマージナル・マンをめぐって
第4章 日本の解放神学者 賀川豊彦――その神学遺産の継承をめざして
II  日本で神学する
第5章 民話・ユング・聖書――『日本民話の神学』補論
第6章 「帝国論」におけるイエスとパウロ
第7章 日本で神学する
III 環境と技術の神学
第8章 原発と神学
第9章 キリスト教は原発をどう考えるか――神学の視点から
第10章 原発とテクノロジーの神学
第11章 原発と田中正造の環境/技術の神学――人間は自然の「奉公人」

著者:栗林輝夫
1948年?2015年。国際基督教大学、東京神学大学、ユニオン神学大学等で学ぶ。四国学院大学教員を経て関西学院大学法学部教員。
著書『荊冠の神学――被差別部落解放とキリスト教』(1991)で神学界に衝撃を与えた。ほかに『日本民話の神学』(1997)、『シネマで読む旧約聖書』(2003)、『ブッシュの「神」と「神の国」アメリカ 宗教が動かす政治』(2003)、『現代神学の最前線』(2004)、『キリスト教帝国アメリカ』(2005)、『シネマで読む新約聖書』(2005)、『原子爆弾とキリスト教』(2008)、『アメリカ大統領の信仰と政治』(2009)など多数の著書がある。

編者:大宮有博・西原廉太
出版:新教出版社

判型:A5/350頁
発売:2017年5月25日

日本で神学する 栗林輝夫セレクション1

3,960円(本体3,600円、税360円)

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