遠藤周作論 「歴史小説」を視座として

  • 遠藤周作論 「歴史小説」を視座として
「海と毒薬」「沈黙」「侍」「深い河」など、キリスト教文学に圧倒的な一時代を築き、根強い人気をほこる作家・遠藤周作の文学を「歴史小説」の視点から見直した意慾的な論集。詳細な遠藤周作研究参考文献目録(1947―2016)を収載。

<著者について>
1967年、鹿児島県生れ。神戸大学大学院博士課程後期課程単位取得退学。博士(文学)。韓国の韓東大学、清州大学を経て、2003年より京都外国語大学に勤務。現在は、同大学教授。遠藤周作学会運営委員、日本キリスト教文学会関西支部運営委員、同会役員。
共著:『作品論遠藤周作』(双文社出版、2000年)、『論集椎名麟三』(おうふう、2002年)、『芥川龍之介と切支丹物―多声・交差・越境』(翰林書房、2014年)。
論文:「椎名麟三論―〈光〉のイメージの変遷」(「国文学解釈と鑑賞」74(4)、2009年4月)、「川端康成「生命の樹」論―戦後文学と聖書―」(「キリスト教文学研究」29、2012年5月)、「超越的存在をめぐるドラマ―太宰治『人間失格』と椎名麟三『美しい女』―」(「キリスト教文芸」30、2014年7月)、「遠藤周作論―〈劇〉を生成するトポス―」(「昭和文学研究」72、2016年3月)、「戦後文学と聖書(一)序章・問題の所在」(「キリスト教文化」7、2016年5月/連載中)、他。

出版:和泉書院

2018年2月25日

遠藤周作論 「歴史小説」を視座として

6,050円(本体5,500円、税550円)

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